中村麻衣子(がちゃん)
1980年大阪生まれ。
古墳に囲まれた地域で古墳の魅力に気づくことなく過ごす。
大学の裏には、神功皇后陵があったのに。
2003年学校法人滋慶学園com就職。広報担当。イベント企画運営を学ぶ。
2008年福岡移住し、九州の装飾古墳に出会う。
2015年 きゅーはく女子考古部1期生として活動。
同年より、年1回古代フェスを開催。(福岡市博多区 冷泉荘)
2021年 中津市歴史博物館にて出張古代フェス開催
2022年 自治体と連携した古代フェス開催
・ムナカタ古代フェス(宗像市)
・ひろかわ古墳まつりにて出張古代フェス(広川町)
・装飾古墳フェスin宮若トレッジ(宮若市)
コダイバンドvo担当、考古アクセサリーユニットhennnennメンバー きゅーはく女子考古部一期生
なぜ古墳にハマり、なぜイベントをしているのか
2008年大阪から福岡に移住した私は、とてもとても悩んでいました。
「どうしても、福岡を好きになれない」
確かに食べ物がおいしい、身近に自然があふれている、家賃が安い。
…いいところしかない、福岡。
愛着を持つ前に周囲から「福岡よいところ!」と言われてヘソを曲げていた結果だと、今では思います。
そんな私を素直に「福岡ええやん!」と思わせてくれたのは古墳でした。
九州の装飾古墳に土ッ器ュン
絵のある古墳。石室に絵が描いてある装飾古墳のすばらしさ!!
石室の石に直接赤や緑や青や黒や白で幾何学模様や舟や太陽の絵などが描かれているのです。
約1600年前の人が描いたものが、今でも見ることができる感動。
全国で見つかっている古墳の数は、約16万基。 そのうち、装飾古墳の数は約660基、
さらに九州にある装飾古墳は386基 約半数もの装飾古墳が九州にあります。
古代仲間ぞくぞく発掘!
装飾古墳や立派な石組の横穴式石室を見て回る日々。
気づけば周りに仲間たちがたくさん。
いつまでも石室の中で語り合える古墳仲間
分からないことを教えてくれる知識豊富な先輩たち
そして考古学を仕事にされている考古プロ(と呼んでいます)
古代フェス開催を決めた訳
自分だけの知識や経験にしておくのは勿体ない。もっと広くみんなと分かち合いたいという気持ちが強くなり、
企画したのが、2015年から毎年開催している「古代フェス」
多くの協力をいただいて、自分が参加してみたい古代イベントを具現化させていただいています。
古代フェスとは
イベントの中心は、この場所でしか手に入れることのできない 古代グッズが並ぶ「古代マーケット」
自分自身が欲しいものや、九州の古代だからこそ!というモチーフを作家さんと共有して作っていく楽しさは年々増しています。
考古学者さんや在野の考古学研究者さんをお呼びして、
円筒埴輪や石人・石馬、直弧文などテーマを絞った「古代トーク」を同時開催。
初恋古墳を紹介していただいたり、POPなタイトルをつけるなど、市町村などで行われる歴史講座との違いを意識しています。
なにより、自分が聞きたい内容を!(贅沢の極み)
土器に入ったお酒と、古代人が食べたであろうおつまみを囲むクロージングパーティ「スナック弥生」は毎年大盛況。古代ファンも古代プロも一緒になって 語りあい、最後に古代バンドのライブで終了。
ずばり、今後の目標は?
周囲に古墳が無い場所で開催する古代フェスからスタートしたのが2015年。
古墳を持つ市町村で「出張古代フェス」開催をしたいという夢が叶いました。
これからも多くの方と「九州の古代ってたのしい!すごい!」を共有していきたいです。
みなさんも、一緒に古代で遊びましょう♪♪