コダイのブカツ後編は「地図にない古墳」へ。ミステリアスな響きですが、「地図にない古墳」は思いのほか多いのです。今回は、鳥栖のミステリアス古墳へご案内!!(NHKの古墳番組みたいだな…)
小学校横のどでかい古墳
最初の「地図にない古墳」の目印は、鳥栖市立若葉小学校。
若葉小学校に車を停めて、学校敷地沿いに歩いていくこと約2分。
綺麗に整えられていて、ちょっとした庭園のようです。正面の階段を登っていくと…
道路に面している部分が古墳石室の奥壁です。天井が失われているので、さらに上にも石が組まれていたはずです。道路の反対側が石室の入口になるので覗きにいってみました。
活動日は7月だったので、葉っぱたちがにょきにょきと行く手を阻みます。ヘビがコンニチワしそうなので、今回は覗き見るだけにしておきましょう。冬になったら再訪したい古墳です。
「地図にない古墳」と言って情報の出し惜しみはしません。稲塚古墳はここです。もちろん説明看板はありません。
鳥栖の石舞台古墳やー!
次なる古墳は、密かに「鳥栖の石舞台古墳」と呼んでいる場所です。田んぼの真ん中にあるので、地図には載っていません。
田んぼの畔を歩いて向かう先にあるのは…(って、もう見えているけれども)
近づくと、さらに素敵なのです。
鳥栖の石舞台古墳と私が勝手に呼ぶ「百度塚古墳」です。サイズは違いますが、石材が露出する様子が奈良の石舞台古墳を思い起こさせます。そしてジブリ感ある…。
石室内を覗くと、脚立がありました。使っていいのか悩みましたが、季節は夏。今回も見学に徹しましょう。
百度塚古墳は、ここにあります。田んぼの真ん中ということは私有地です。人の家にあがってお宝を見せていただく有難~い気持ちを大切に…!
地図に無くても、看板が無くても、こんなに立派な古墳が各地にあります。
いつか調査が進んだら指定を受けて保護されるかもしれないし、このまま朽ちていくかもしれない。今、この場所に残っていること、見る事ができることに感謝しつつ、また行きたいと思います。冬になったら石室内に入りたいしね!