コダイのブカツは突然に。
基山にライチ摘みとり園がグランドオープンしたらしいよ!
前回のコダイのブカツで寄った道の駅で見つけられなかった
あこがれの生ライチ!!!
車で行けば、鳥栖のヒャーガンサン古墳にも寄れる!
コダイのブカツ、活動日決定ですね!
花より団子、古墳よりライチ?!
すぐさま電話をして一番近い土日で予約を取って向かったのは、ミキファームきやまの「ライチつみとり園」です。
来訪日の2日前、2020年7月3日にグランドオープンしたばかり。
完全予約制、コロナ対策万全!安心してつみとりに参加することが出来ました。
これは…ベンガラ…(違う)
指定されたビニールハウスに入ると、見たことのない光景が広がります。
ライチって、こんなに真っ赤なんですね。装飾古墳を彩る鮮やかなベンガラのようではありませんか…。冷凍ライチの赤茶色しか知らないので驚きました。
でも…お高いんでしょう??!
気になるお値段は、だいたい3つ(100g)で600円くらい。
百貨店の果物売り場で購入する金額に比べれば、安い!そして希少。
熟したライチは赤く、ボコボコしていた表面が滑らかになっていると説明を受けて、ひとつひとつの木を回ってつみとっていきます。
ライチに真剣な眼差しを向けるコダイのブカツメンバーたち。
自分で食べる分、家族が食べる分を瞬時に計算しているのではないかと思われます。なんせ、高級フルーツですから。
ちなみに、1つだけオットに渡して残り全て食べたのは私です。
ライチに興味を持っていなかったので、しょうがないと思うの。
さて、ライチをつんで大喜びした私たちは、さらに大満足できる場所へ向かうのでした。
ヒャーガンサン古墳石室見学
気づかれました?「石室見学」なんです。装飾古墳の石室見学です!
コロナ感染症対策の一環で、一般公開が中止になっているものの、少人数であれば事前予約の上、石室内を見学させていただけるのです。(2020年7月現在の情報)予約方法については鳥栖市公式ページに記載されています。
古墳見学は、前のめりで。
鳥栖市文化財係の島さんに案内していただくという豪華さ。休みの日なのでは…?と伺うと「近くに住んでいますから!」それ、休みちゃいます。そしてありがとうございます!
強風吹きすさぶ中、大きなパネルを支える島さん。
私たちが見えやすいように無理した体勢をされていたのが気にかかります。
コダイのブカツメンバーも、前のめりで応えます!!
(パネルを差しながら)
鳥栖市と基山町の境目近くを宅地造成のために土地を切り開いたのが2003年(平成15年)のことです。
今から17年前。思っていたよりも最近のことだなぁ…
切り開いた260ヘクタールのうち、発見された古墳は60ヘクタールもの面積を占めています。北部九州ではトップクラスの密度を誇ります!
密!!(コロナの時代では、響きが違うな…と思いながら)
パネルや説明板を使った話だけでなく、島さんの担当された発掘現場の場所や、ヒャーガンサン古墳を本来の場所から約700m移設した方法、盗掘口に入りこんで出ることが出来なくなった中世の子供の骨が見つかったという発掘時の悲しい出来事などなど。魅力的な内容のオンパレード。
ずっと島さんと話していたい。なんなら近くの喫茶店に移動して…いやいや私たちは石室の中に入りたいのでした。お話を聞きたい気持ちを(ちょっとだけ)押さえて、いざ!
ヒャーガンサン古墳石室の中へ
石室と私たちを隔てるガラスが、無い!
ヒャーガンサン古墳は、パラロイドという樹脂を壁面に塗って保護している珍しい古墳なのです。何という解放感!移設復元時に石室へ続く羨道が省略されているので、今見えているのは前室と玄室。装飾があるのは奥の鏡石部分のみ。
もぎたてライチのような鮮やかなベンガラ1色の装飾古墳です。
さてさて、文様を見てみましょう。
見える、けど見えない…?!という絶妙な感じ。
眼が慣れて、じわりじわりと浮かび上がってくるのは、奥壁真ん中に描かれた十字を施した円文。周囲には中心部に点が施された円文が左側に1つ、右側に2つちりばめられています。シンプル!
こんなに間近で装飾を眺められるなんて!!!
真ん中の十字が入った円文、プレッツェルに見えますね…
ユギエさんは、後日プレッツェル文様を作品にしていました。すごい…!
島さん、ありがとうございました!
書ききれないほどの質問を繰り出す私たちに対応してくださった上、快く集合写真まで…!本当にありがとうございました!
教えていただいた岡寺古墳の形象埴輪、かならず見に行きたいと思います。
#野帳カキマクル部
島さんに聞きまくった内容は、野帳にカキマクッテおります。
ヒャーガンサン古墳以外の情報が載っていることに気づいたあなた、ご明察!
後編に続きますー!!!!