はじめてのきゅーれき【九州歴史資料館】

九州歴史資料館さん、はじめまして!

「九州を古代からたのしもう!」とか言っているくせに、はじめましての九州歴史資料館です。1973年から2010年まで現在の九州国立博物館に隣接する場所にあったんですね。移転して10年目の初訪問となりました。

全体を見るには首の可動域が足りません。

九州各地から石人さん大集合

入口右側エリアに石人さんがズラリ。
june
june

ああ!何か居る!!!

車を降りて一目散に走っていくjuneさん。ええ、何?何がいるの?こわいやつ???

…と思ったら、九州各地の石人さん大集合でした。壮観です。
岩戸山古墳(八女市)石神山古墳(みやま市)臼塚古墳(大分県臼杵市)の石人さんの実測図を元に模刻したものだそうです。

これは…あの古墳の!

野外展示はまだまだあります。石人Sの近くに並ぶ石棺墓。説明看板を読んでみましょう。

  
祇園山2号墳下箱式石棺墓(南側棺)
この石棺墓は、久留米市御井町高良山にあり、高速道路の建設に伴って調査された古墳(祇園山2号墳)の下から発見されました。古墳は当時の権力者(豪族)を葬った墓ですが、この石棺墓を含め、古墳を作る以前に四つの墓が作られていました。石棺墓は、人を葬る棺に石を使ったもので、石材を箱型に組み合わせていることから箱式石棺墓と呼ばれます。この石棺墓は頭と足側に各1枚、胴体側に各3枚、蓋石に3枚の石材を使っています。また、底面には小石を敷いていました。大きさは、内側での長さ155㎝、頭側の幅28㎝、足側の幅21㎝、深さ26㎝を測ります。石棺からは人骨が発見されており、40~60歳代の男性で、足を延ばした状態で埋葬されています。また、左腕の横には小刀(刀子)が一緒に埋められていました。墓の年代は同時に埋葬されている壺棺から、今から約1700年前のものと考えられます。
石棺墓の再現がすごい!

ひときわ大きな箱式石棺墓。これは祇園山古墳のものではないですか!
移設ではなく復元なのですが、いつか行ってみたいと願う古墳だったのでひとり鼻息荒く写真をバッシャバッシャ撮りました。

実際の祇園山古墳は、九州自動車道の久留米ICを2km弱下った場所にある方墳です。じっくり見たいけれど運転中なのでチラチラっと見ることしかできないため、想いが募ること募ること…。

ネットで調べてみると男女が互い違いに埋葬されているとか、60を超える人数の埋葬施設が見つかっているため卑弥呼の墓説が出ているとか、なかなか謎が謎呼ぶ場所の様子。冬になったら、現地を訪れて記事を書きたいと思います。

いよいよ九州歴史資料館の中へ!

館内の写真撮影禁止でした。ううう。
残ってる写真はこれくらい。

中庭部分(屋外)から好きなだけバックヤードが覗けるのです。これは凄いです。文化財修復作業を見る事が出来る平日にも来てみたいですね。活動日は土曜日だったので、展示されている最新機器や実測に使う器具などをじっくり見て回りました。 発掘現場用応急箱 O’TASKE(おたすけ)かっこいい。

屋外はいいなぁ。密になりにくいし、写真も撮り放題。(場所による)
いえいえ、忘れてはいけません。屋内の写真は撮れなくても私たちには野帳という強い味方がいるじゃないですか!

#野帳カキマクル部 

当日の野帳を開いてみましょう。
おや、様子がおかしい。

野帳カキマクレナカッタ部 しかも間違っている。
資料館 はしごは集中 力おちる

はい、右半分まっしろー。
川柳でごまかしていますが、575の区切る場所がおかしい。集中力が切れまくっているのがよく分かる野帳ですね。資料館は1活動に1か所が望ましいと思うの。ユギエさん、juneさん。(ここで語りかける)

祇園山2号墳の石棺墓が移築されてるって書いているけど、再現です。
堂々と間違っているところに疲れを感じます。(ごめんなさい)

古墳でエネルギーチャージ

私たちに足りないもの、それは古墳。
古墳チャージすべく、締めに志免へ向かいました。(渾身のオヤジギャグ)

七夕池古墳(志免町)

七夕池古墳
福岡県粕屋郡志免町田富3丁目511番9号 /P無
円墳(三段築成)/4世紀末
副葬品が豪華です。内行花文鏡・刀・玉類そして、九州で8遺跡しか出土例がない琴柱形石製品が出ていることでも有名。墳丘に登ると宇美町の光正寺古墳が見えるところが素敵ポイント!

七夕池古墳の墳丘で心地よい風に吹かれながら、南側に光正寺古墳を眺める。
志免町と宇美町で分かれていますが、徒歩5分ほどで行くことが出来る距離なのです。

ミヤノユギエ
ミヤノユギエ

地元の高校生たちが光正寺古墳の上に登っていますねー!

がちゃん
がちゃん

学校帰りに古墳の上でコイバナとかしたい人生だったなー。(来世に期待)

june
june

高校生カップルもいますね!

ほんまや、うらやましい!

あ、心の声が見出しになってしまった。
高校時代の恋愛、なにそれ美味しいの?状態だったもので、つい。

七夕池古墳から光正寺古墳を眺める

古墳を見てるのだか、高校生カップルを見てるのだか良く分からなくなってきましたが、18時の夕焼け小焼けチャイムで立ち上がる高校生カップルとその他高校生たち(←)を見て、おもいっきり蚊にくわれながらも心がほっこりする部員たちでした。

光正寺古墳…の上の高校生カップル見学

はじめての九州歴史資料館の充実ぶりに集中力を欠いてしまいましたが、最後に古墳でエネルギーチャージができました。古墳で青春、いいな。

#コダイのブカツはこれからも続きます。これも青春のひとつかもしれませんね。次回更新をお楽しみに。

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同じ時間を過ごしているのに、注目する場所や取り上げる内容が違って面白いです。要チェックです!!!