自分、どこ古墳?
福岡の人たちは、出身中学や高校の話になりやすいという特徴があります。
博多華丸大吉の書籍「博多華丸・大吉式 ハカタ語会話」22ページに書いてあるので、ほぼ間違いないと思っています。
何度か、出身中学や高校を確認しあう福岡の人たちに遭遇したことがあります。「どこ中?」「どこ校?」からはじまり、そこから話に花が咲くこと咲くこと。
しかし、私は他地域からの移住組なので、出てくる学校名が分からない。
「高宮中学は知っていますよ!福岡の堀越学園ですよねー」という置きのネタを1つ持っているだけ。
そのため、出身校トークが出る度にニコニコしながら気配を薄ーくする日々。
そんな日々にピリオドを打つ日がやってきました。
どこ中?コミュニケーションに代わるものがあるのです!
古墳コミュニケーション
日本全国に約16万基(消滅含む)見つかっているという古墳。
福岡県だけでも約11,000基(しつこいようですが、消滅含む)
対して、全国の中学校・高等学校の数は15,157校(平成30年)
古墳の数は、学校(中、高校)の約10倍あるのですから、
ほとんどの人の生活圏や地元に古墳があるはず。
だからと言っていきなり「近くに古墳ありますか?」と聞いてはいけません。
おそらく引き気味に「知りません」という返事が返ってきます。
はい、会話終了ーーーーーー。
レッツ古墳コミュニケーション!
ご出身はどちらですか?
大野城市です
最近、いい古墳公園が出来たところじゃないですか。
善一田(ぜんいちだ)古墳!
え?古墳の公園??
景色がいいし、駐車場もある良い古墳公園なんですよ。
いいなぁ。近くにあって。
知らなかった!行ってみようかな。
自分の思い入れのある土地にまつわる話って、すっと入ってきますよね。
古墳があるということは、1500年、1600年前からその土地に人が住んでいたということです。古墳にまつわる話をするということは、あなたの住んでいるその土地に、古代から興味ありますよ!と伝えているようなものだと思うのです。
Google先生は強い味方
福岡だけでも約11,000基ある古墳情報。
すべて行ったこともないし、情報を知っている訳ではありません。
Google先生たちにお力を借りましょう。
【●●県●●市 古墳】…と検索すると、まぁだいたい出てきます。
出てこない場合は、それすらネタにしましょう!
「●●古墳があるらしいですよー!行ったことないけど、帆立貝型だって…!」
古墳好きならではの着眼点を伝えるのもおすすめです。
用法容量を守ってコミュニケーションしましょう
あくまで、コミュニケーション手段のひとつです。
自分の好きな古墳話を延々してしまわないように気をつけましょう。
ほどよい古墳コミュニケーションの後には、「近所の古墳に行ってきたよ!」という嬉しい報告を受けることも多いです。
それでは
みなさま楽しい古墳コミュニケーションを!