もくじ
古代の人もミニチュアが好きだった?
縄文土器、弥生土器。どっちが好き?とレキシさんに問われる日々ですが、
私はミニチュア土器も候補に入れていただきたい。
下にチラリと見えるキャプションの文字と比べると、サイズが分かる…かな??
縦2cmから4cmくらいの小さな小さな土器たちです。正確なサイズを確認しようと発掘調査資料を確認したものの、ミニチュア土器の実測や説明部分が細かく何処までも何処までも続いているので、目が溶けました。
各地の遺跡から出土しているミニチュア土器(手ごね土器とも言う)。だいたい1か所から出土する数は30個から40個ほど。なんとなんと、大分県中津市の成恒笹原(なりつねささはら)遺跡から300個以上出土しています。通常の10倍以上の数が、1か所の土坑から。そりゃあ、発掘調査資料も長くなりますね。全てを書き残す人たちの積み重ねに、改めて感謝の気持ちが沸いてきます。
はぁぁ。ミニチュア土器。カワイイ。
どんな気持ちで作ったんでしょうね。想像するのも楽しいです。
最近巷を騒がしているミニチュアの人!
参考 ミニチュアバイオリニスト・堤麻衣子氏 「ネズミの悲鳴」が「小鳥の鳴き声」に変わるまでyahooニュース
つい先日yahooニュースで見たミニチュアバイオリニストの堤麻衣子さん。ミニチュア土器が内包する魅力に興味をもってくれそうだ!と閃き、演奏会情報を聞きつけて行ってきました。以下レポです。とにかくカワイイが詰まっていました。
会場は、東区の森の杜ギャラリーもも庵。
太陽光が優しく照らす中、和やかに進行していきます。
ミニチュアバイオリンを手にするバイオリニスト堤麻衣子さんの横には、ミニチュアサックスを吹くサックス奏者の野中真由美さん。
プロの演奏者がミニチュア楽器を演奏するという楽しくて贅沢な時間。
ミニチュアのピアノもかわいいぃぃぃぃぃ!!!
堤さんの「ミニチュア大好き」という笑顔に、こちらもニコニコしてしまう。
待っていました!大きさ比較。真ん中に挟まっているのはキッズサイズのバイオリン。堤さんが演奏しているミニチュアバイオリンの重さは約30gでピーマン1個分。キティちゃんが林檎1個分だから、それよりも小さいんだなぁ。(分かりづらい例え)
どんな音が鳴るのか気になる方は、こちらをどうぞ。当日の様子がまるっと配信されています。とてものびのびと可愛らしい音がします。
私が遅れて入っていくところからスタートするという…。
(ごめんなさい、入口で迷いました)
ミニチュアバイオリン製作者の白石さんも来場されていました。
あの小さくて本格的すぎる楽器を作る張本人…!ミニチュアに込めた想い、いかほどなのか…。短い時間にたくさん質問してしまいました。快く答えてくださってありがとうございました!
ミニチュアコラボ決定!
みんなに聴いてほしい!ミニチュアを「カワイイ」と愛でたい!という気持ちが高まってきたので、バイオリニストの堤さん、中津市歴史博物館の館長さんに相談したところ、驚きの早さでイベント開催が決定しました。
成恒笹原遺跡から出土した大量のミニチュア土器が美しく展示されている中津市歴史博物館に、バイオリニストの堤麻衣子さんが演奏するミニチュアバイオリンの音色が響き渡ります。
中津城の石垣を望む広々とした眺望ラウンジで、古代と現代のミニチュアへの想いに触れませんか?予約不要・観覧無料です。
ご都合あう方、状況が許す方、是非お越しください。お待ちしています。
イベントまとめ
ミニチュア×ミニチュアコンサート
2021年7月24日(土)14:00~15:00
中津市歴史博物館 眺望ラウンジ ■予約不要・観覧無料■
※youtube収録を行う予定です。事前にお声掛けします。
演奏:バイオリニスト 堤麻衣子さん
堤 麻衣子 3歳よりバイオリンを始める。8歳よりヨーロッパにて演奏活動開始。 武蔵野音楽大学声楽科進学。バイオリニスト、声楽家の二刀流音楽家を志す。武蔵野音楽大学新人演奏会出演。バイオリンを上田英行、声楽を故・川口雪子、中村弘子、大滝雄志の各氏に師事。JAZZ理論を山野修作氏に師事。ソロ・リサイタル、企業コンサートなど多数開催。2009年クオリア・プロダクション創立。音楽の質にこだわりながらも身近に感じてもらえる存在を目指し、賛同する音楽仲間と日々邁進中。2012年に白石秀樹氏製作の8インチのミニチュアバイオリンと出会い、【ミニチュアバイオリンまいこ】としてyoutube配信を中心に演奏活動を続けている。
会場へのアクセス
中津市歴史博物館
〒871ー0057 大分県中津市1290番地(三ノ丁)
駐車場22台
【車】 東九州自動車道 中津IC出口 → 約20分/上毛スマートIC出口 → 約15分
【電車】 JR日豊本線:中津駅下車 → 徒歩約15分