さっそくですが、自慢させてください。
福岡市博物館だよりFACATA(ファカタ)に掲載されました。
やったー!ドンドンパフパフー!!
前記事に続いて掲載内容を自慢してばかりで申し訳ない。
今回も古代フェスの話かって?違います。野帳です。
もくじ
市博さん、30周年おめでとうございます
開館30周年記念の特別企画として2020年9月~11月の間「みんなでふりかえる福岡市博物館の思い出」をテーマにしたエッセー、写真、イラストを募集していることをTwitterで見つけた瞬間、光の速さで送った内容が掲載されました。
2020年12月から3月まで、長期休館が決まっていたので、日々アップされる #みんなでふりかえる福岡市博物館の思い出 ツイートに寂しい気持ちを癒してもらいました。福岡市内外のみんなでふりかえるって、いいですね。
人生を変えた金印ヤチョラー講座
大げさな見出しですが、改めて思い返すと一つの転機になっていることは確かです。野帳を書き始めたのは2015年きゅーはく女子考古部入部以降です。では、当時の野帳を見てみましょう。
分かることは、測量が難しすぎたということくらい???
感情の欠片を拾うことができるので、メモ書き程度でも残しておいて良かったと思いますが、やっぱり要領を得ないんだよなぁ。
ガンガン書くのがおもしろい!
講師の河内一浩さんは、大学1回生のころから野帳を書き始めて38年経った現在(イベント開催2019年8月時点)で479冊を数えるそうです。
膨大な野帳を目の当たりにして思ったこと、それは「ガンガン書いていったほうがおもしろい」ということでした。河内先生の野帳も、いろんなテイストをためしている跡があって面白いのです。詳細に色を塗っているページや、線画…??というページも。わたしは考古学を学んでいないので自分なりのやり方にはなるけれど、楽しむべきポイントが見つかった気がしています。
河内先生の講座を経た野帳がこちら!
調子にのって色も塗ってみました。多分、レアページになるだろうけれど、それでよいのです。写真で残すだけでなく、自分の目で見てその場で描き写すことで見える文様や、魅力的な角度を知ることができるので、野帳おすすめです!(大声)
奇跡をよぶ?野帳
そうそう、先日野帳にまつわる奇跡がおこりました。震えるほどの!
福岡テンジン大学さんと一緒に開催した「今宿古墳群ツアー」開始前のお話。
出発点となる福岡市西区にある玄洋文化財展示室で、案内役のOさんに野帳を見てもらっていました。
今から行く丸隈山古墳で出土した水鳥形埴輪、
埋蔵文化財センターでスケッチしてきたんですよー!
ああ、この水鳥埴輪が出土したときも…
ん??(しばし無言)
これ、俺よ…
水鳥形埴輪が?いや、そんなわけないですね。Oさんが凝視している野帳部分にズームイン!
この甕棺墓を発見した当時中学生がOさんなんですか!!!
77歳になりました(にっこり)
その後、発掘当時の状況を語ってくださったのですが、古墳ツアー開始前という限られた時間だったので、改めてOさんを訪ねる予定です。
いやぁ、震えた。野帳書いていてよかったなぁ。
全ての展示物を描き写すことが出来ないので、その時心が動いたものだけを描いているのですが、まさか発掘した本人にたどり着くことになるとは。
考古学って、いいですね…。強引な締めで申し訳ない。でも、このどでかい感情を納める言葉が見つからなかったので、oさんへの取材を決行すると誓って、この記事を終えます。